4月 232010
 

北海道新聞朝刊のコラム「朝の食卓」に記事を執筆しました。

キャンピングカーを改造した移動事務所(モバイルオフィス)

現在パイオニアラボで使っている移動事務所(モバイルオフィス)について書きました。

キャンピングカーを改造した移動事務所で旅をしながら生活する、と言う新しいライフスタイルの実験をかねた小旅行でした。

最小の生活空間での生活は、究極のエコライフでもありました。


「旅の暮らし」 有明 正之

しばらく旅に出ていた。と言っても海外旅行や温泉旅行ではない。小さなワンボックスのキャンピングカーに生活用具一式を積んで、北海道内を回っていたのだ。

車には、コンピューターと携帯端末利用のインターネット接続も完備し、普段通りに仕事が出来る。こうなると、旅と言うよりは移動しながらの生活、と呼ぶのがふさわしい。

同じ様にコンピュータに向かう仕事をしていても、窓からの景色が毎日違うのは新鮮な経験だ。テクノロジーの進歩は、こんな生活や仕事のスタイルを可能にしてくれる。面白い時代になったものだ。

3畳に満たない居住空間が全てだから、おのずと生活はシンプルになる。持って行けるのは、欲しい物や有ったら便利な物、ではなく、必要な物だけに限られる。

電気はソーラーパネルと走行中にバッテリーに充電された分だけ、水はポリタンクの20リットルで全てをまかなう。わずかな電力消費にも気を配り、無駄な水は一切使わない。

身の回りから不要な物をそぎ落としていくと、最後にたどり着くのはこんなライフスタイルかもしれない。不足した暮らしを楽しみ、補うためにさまざまな工夫をすることで「足るを知る」ことが出来るはずだ。

シンプルにすれば物事の本質が見えると言う。面白半分で始めたこの旅の暮らしだが、生活する事の本質を学んだ気がする。

(パイオニアラボ代表)・釧路